50代の洋服どこで買う?ショップオーナーに聞くおしゃれのコツ5つ|ゴニョ研

2019年1月2日50代をおしゃれに

50代はおしゃれの悩みが尽きない!洋服を買う場所は?

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40代頃から、なんだか何を着てもしっくりこないんです。
だってね、
若々しくすると若づくりになる。
シックにまとめると年寄りくさくなる。
華やかにすると痛々しくなる。

そう思ったことないですか?

エレガントでおしゃれな先輩たちに憧れるけど、どうしたらいいの?

そうそう、こんな感じよ。

えっ?
これ私じゃないですか?!

びっくり!
私ガッツがこんなにおしゃれになっちゃったんです!

私のおしゃれの悩みを解決してくれたのは、大好きなセレクトショップ「ギャルドローブ」のオーナー浅田さん。

今回、浅田さんに「おしゃれのコツ」を思い切り詳しく語っていただきました!

50代女性が洋服買うならセレクトショップ!

50代のおしゃれの悩みを一挙に解決する方法、バッチリお伝えします!!

アイテムはオーナー自らヨーロッパで買い付け!セレクトショップ「ギャルドローブ」

名古屋にある浅田さんのお店、ギャルドローブ(Garde-Robe)は、ヨーロッパのブランドを中心に、良質な天然素材のシックなお洋服を取りそろえているセレクトショップ。

このお店のオーナーが浅田秀之(あさだ ひでゆき)さん、58歳。

いつお会いしても、とってもスタイリッシュ。

浅田さんはお店を始められて、もう20年くらい。

毎年のようにヨーロッパへ出かけ、ご自身で厳選したアイテムをお店に並べていらっしゃいます。

お洋服だけではなく、靴、帽子、バッグ、メガネなど、小物も豊富なのがまた、うれしいんですよね。

60年代のR&Bが流れるお店は、そこにいるだけでおしゃれになれるような空間。

私が初めてギャルドローブで買い物をしたのは40代の頃。

私がこちらに伺うのは年に2、3回。

ここにはいつも最高に素敵な洋服がそろっているんです。

50代の洋服選び!インスタの素敵な女性から学ぶコツ5つ!でご紹介している私の洋服の中にも、こちらで買ったものがあります。

このニットもショールもギャルドローブで買ったんです。

私の大のお気に入り。

浅田さんのお連れ合いの典子さんもお店にいらっしゃいます。

今回もお二人はおそろいのトレーナー。

いつもとっても仲良しで、浅田さんは「のりちゃん」、「のりちゃん」と、彼女なしでは片時もいられないといった感じ。

まるで、新婚さんみたい。

そして、浅田さんはものすごく気さくで冗談が面白くて、いつもお買い物がとても楽しい。

だから、ついついお店に長居しちゃう。

では、そんな浅田さんから教えていただいた、おしゃれのコツをまとめてみます。

50代のコーディネートのコツ5つ

テイストを揃える

浅田さん(以下、浅田)「重要なことはテイストを揃えることです。」

浅田「コンサバ、カジュアル、モードなど、軸になるテイストを決めたら、洋服、靴、バッグなどをそのテイストにそろえ、統一感を持たせます。」

ガッツ「テイストって何? サバって魚のさば? どーもって?」

浅田「テイストっていうのは要するに、雰囲気って感じかな?

自分がどんな洋服を着たいか、その洋服を着てどんな自分になりたいのか、意識するといいでしょうね」

ガッツ「じゃ、サバどーもは?」

浅田「ん~~~~、なんて言うと分かりやすいかな?」

浅田「コンサバっていうのは、コンサバティヴ、保守的ってことです。

例えばね、タイトスカートとブラウスみたいな感じ」

浅田「モードっていうのは、フランス語でファッションとか流行っていう意味なんだけど、ファッションショーでモデルが着てる洋服を思い浮かべると、近いかな?」

ああ、もうガッツは眠くなってしまいました。

浅田「ガッツさん、起きてます?」

ガッツ「起きてます、起きてます」(ヨダレが出たけど)

浅田さんは、そんなガッツにあくまで優しく教え続けてくださいました。

浅田「要するにね、洋服の雰囲気を統一するということですよ」

ガッツ「なるほど! それならよく分かりました!」

浅田「たとえば、一番わかりやすいのは、こんな感じです」

浅田さんが組み合わせてくださったのが、このワンピースと靴。

完璧!

もちろん同じブランドで揃えると統一感が出ることが多いでしょう。

しかし、必ずしも同じブランドで揃える必要はなく、同時に身につけるものはファッションの傾向が同じものにするということ。

おしゃれ上級者さん以外は、あちらのお店でトップス(上半身に着るもの)、こちらの店でボトムス(下半身に着るもの)、というのは避けるのが無難かもしれません。

同じお店で買い求める方がうまくいくと思います。

まあ、ぶっちゃけて言えば、かっちりしたジャケットにフリルいっぱいのロングスカートなどではトンチンカンになってしまうということですよね。

アラサー娘

やっぱりステテコには腹巻だよね。

丈はある程度年齢を意識して選ぶ

浅田「若い頃と体型が違うのは自然なことです。」

浅田「体型の変化にも気をつけてスカートやパンツ、ジャケットやコートなどの丈を考え、バランスを取るのが大切です。」

よし、バッチリメモが取れた!

アラサー娘

え?

アラサー娘

さっきから気になってたんだけど、なんてヘンテコなメモ帳使ってんの?
こんなおしゃれなお店で。

アラサー娘

しかも字が下手すぎ。

字のバランスは最低ですが、洋服のバランスはどうでしょう?

これは、もう着てみるのが一番ですよね。

浅田さんが選んでくださったワンピースとコートのバランスは抜群!

色は1スタイル3色以内にに抑える

洋服を着て靴を履いてバッグを持った時、頭の上から爪先までで、色は3色以内に抑えた方が決まります

3色の中で色の濃淡の変化をつけたり、素材やデザインで変化を持たせたりすれば、単調になりません。

この写真だと、
ジャケットの濃紺と靴の黒は同系色と考えて1色と数え、白のシャツ、緑のワンピースで3色。

なるほど落ち着きます。

瞬間のトレンドにこだわらず長く着られるものを選ぶ

流行のものを次々に追い求めるのではなく長く着続けられるものを大切に着るのが良いでしょう。

このPコート、流行にとらわれないデザインなのに、とてもおしゃれ。

50代のおしゃれコーデはショップオーナーにおまかせ!
では、浅田さんに素敵なコーディネイトをしていただいて、ガッツがこのコートを着ています。そちらも是非是非。

ちなみに、再三ご覧いただいているガッツの顔も、伝統的な日本文化を継承した地蔵顔で、全く流行にとらわれていません。

50代のおしゃれのコツを心得た、キャッチーな顔で、つけまつげをつけると目が開けられなくなります。

華美なもののみをエレガントとしない

エレガントというと、どうしても華やかなものを想像してしまいますが、ヨーロッパでは錆びた鉄の窓枠や、歴史を感じさせる石畳に美を見出します。

日本でも苔の庭や墨絵に趣きを感じる「わび・さび」の文化があります。

「わび・さび」の美をエレガントとする気持ちで、装いも選んでいくと良いのですね。

そんな、とっても奥深い話を熱っぽく語ってくださる浅田さん。

浅田「えっ??? ガッツさん、またなんかわかんないことありますか?」

ガッツ「わび・さびを取り入れると、なんだか年寄り臭くなっちゃいませんか?」

浅田「ちょっと待っててくださいね」

浅田さんが「わび・さび」の代名詞のような、シックなメンズのコートを持ってきてくださいました。

私が変な顔をしているのは、このコートがあまりにも素敵だったから。

浅田「形や素材が計算し尽くされ、インパクトがあると、決して沈んだ印象にならないんですね。」

ほんと、おっしゃるとおり。

このコートにはポプリがついていました。

このコートのブランド、バーグファベルの創設者は、イタリア人デザイナーのクラウス・プランク(Klaus Plank)さん。

ブランドの洋服には、彼のお母様が庭で栽培しているラベンダーから作られるポプリが付いているんです。

大量生産の洋服にはない、こんな素敵なエピソードが、着る人も売る人をも楽しくさせますよね。

シンプルでシックなデザインの裏にあるストーリー

浅田さんは、マスコミでもてはやされるブランドのファッションには、昔から違和感を感じておられたそうです。

有名ブランドの見開き広告が新聞に載り、ビルの上にブランドロゴの巨大な看板が掲げられる。

そういう膨大な広告費が商品の代金に組み込まれる。

それに対する疑問から、小規模なアトリエで家内制手工業のように作られる、作家ベースの洋服に惹かれたそうです。

そして、

シーンが浮かぶ、
デザイナーの思いが込められている、
ていねいに作られていて完成度が高い、

そんな商品を扱うようになられたそうです。

このブーツはGUIDI(グイディ)というブランドのもの。

浅田「GUIDIは、100年以上の歴史を持つイタリアのブランドです。皮の鞣し(なめし)にかけては最高の技術を持ち、あのエルメスにもなめした皮を納めているんです。」

浅田「靴底は何層にも重ねられているので、修理しながら長年履き続けられます。」

浅田「縫い方もていねいで、とても頑丈。

皮がとても柔らかくて足になじむんです。」

浅田「私がフランスに買い付けに行った時も、何時間ものあいだ石畳を歩き続けられたのは、この靴のおかげです。」

浅田「このバッグもグイディのもの。ぶどうで染められています」

”CASEY CASEY”(ケーシーケーシー)というフランスのブランドのベルベットのスカートは、くしゃくしゃに麻ひもで巻いた状態で売られているそうです。

それは、生地の特性を生かし、独特の風合いを出すため。

ベルベットはそのままだと、よそ行きっぽい。

だから、わざと何度も洗ったりシワをつけたりして、着古したようなヴィンテージ感を出すのです。

このブランドの洋服は、とてもていねいに縫製されていて、10年近くの取引の中で一度も返品したことがないということでした。

このスカート、私も着てみましたが、脱ぎ着もしやすく、着心地も良く着ていて楽なのに、抜群にスタイリッシュ!

なんと手入れも楽なんだそうです。

50代の洋服はどこで買う? セレクトショップに決まりでしょ!

今回お話を聞いて、よく考えてていねいに作られた洋服は高いけれど、それだけの価値があると感じました。
私がギャルドローブで買ったものは、皆とても長く愛用しています。
縫製がしっかりしているので、丈夫で長持ちする。
流行に関係なく、ずっと着られます。

着心地も抜群で、冬物は暖かく、夏物は涼しいように作られています。

前にご紹介したニットは、もう3年以上着ていますが、むしろ愛着が湧いて手放す気になど全くなれません。

このブラウスはもう10年くらい毎年着ていますが、今でも私の一番好きなブラウスです。

いつも手洗いして干すだけ。

こんなに薄い生地なのにとても丈夫です。

そして、いまだに美しい色合い。

50代古着コーデ入門・1,980円パンツのシャレオツ着まわし術では、このブラウスを古着の1,980円のパンツとコーディネートして、筆者が着ています!

ギャルドローブで買った洋服は、値段も、それこそ高級ブランドのものに比べれば安いですし、10年以上着ると考えれば、お得だと思います。

そして、たくさんの商品から自分に似合うものを選ぶのは難しい。
自分の好きな服と似合う服は違うし、コーディネイトには知識や技術が必要。

そんな時、やっぱり相談に乗ってくれるプロがいるとうれしいですよね。

ギャルドローブなら、プロ中のプロが腕をふるって選んでくれます。

しかもデザイナーの思いを直接聞いた浅田さんから、素敵なエピソードも伺えるかも。

浅田さんが、最後におっしゃった言葉が、とっても胸にしみました。

「人間は中身。

だけど、ファッションは世界共通のランゲージ。
初対面の人にでも、言語の違う人にでも、ファッションで自分を語ることができます。
言葉のいらない自己主張だと思うんです」

50代なら、さりげなく、力強く、そして小粋に、ファッションで自己主張したいですね!

50代の洋服はどこで買う? おしゃれのコツ まとめ

浅田さんから伺った「50代のおしゃれのコツ」をまとめると、こんな感じです。

  1. テイストを揃える
  2. 丈などはある程度年齢を意識してバランスをとる
  3. 色は1スタイル3色以内に抑える
  4. 瞬間のトレンドにこだわらず長く着られるものを選ぶ
  5. 華美なもののみをエレガントとしない

この5つのポイントを押さえ、かつ私の好みを考えて、浅田さんがコーディネートして下さった洋服をガッツがたくさん着てみました。
50代のおしゃれコーデはショップオーナーにおまかせ!で、写真満載でご紹介しています。
よろしかったら、ぜひそちらもご覧くださいね。

50代はやっぱり、「痛くないファッション」が気になるお年頃。
50代の痛くないファッション!56歳が娘の洋服で実験してみたでは、50代でタブーとされるようなミニスカートや少女っぽいワンピースにあえて挑戦して、「痛くないファッションのコツ」を研究しています。

こちらもぜひ。

ぜひギャルドローブへもお出かけください。

Garde-Robe (ギャルドローブ)
〒460-0018 愛知県名古屋市名古屋市東区主税町3-25
TEL:052-931-0800 FAX:052-931-0801
open.11:00-20:00

地下鉄「高岳(たかおか)」 1番出口より徒歩10分
市営バス「清水口」「東片端」より徒歩5分

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ギャルドローブの通販はこちら

*お店は2019年2月に移転されたため、記事中の写真は旧店舗のものです。

50代をもっと楽しくしたい方は、よろしかったら50代! 人生をもっと楽しみたいあなたに・すぐできる5つのコツも。

今回の記事に全面的に協力してくださり、お忙しい中、コーディネートを用意してくださり、たくさんの貴重なお話を聞かせてくださった浅田秀之さん、典子さんに深謝いたします。

本当にありがとうございました。

写真撮影:森みちか

一部の写真が魅力的でないのは筆者の編集が下手くそなためです。
悪しからずご容赦くださいませ。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

50代には髪のことも悩みの種ですね。

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