50代専業主婦は何してる? 偏見をけっとばして明るく生きてます!|ゴニョ研
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こんにちは
きょうは午前中はネットサーフィン、午後からは猫と遊んで、その後昼寝していたら夕方になった、50代専業主婦のガッツかよめです。
平成30年の女性の労働力人口は3,014万人で、労働力人口総数に占める女性の割合は44.1%です。
女性の労働人口は平成24年から6年連続で増加しています(平成30年版働く女性の実情、I 働く女性の状況、第2節労働人口、就業者、雇用者の状況、p2、2019年6月24日公表)。
外で働く女性が増えているんですよね。
だから、小さい子どもがいないのに専業主婦してるって、なんか後ろめたかったりして。
外で働いている女性はキラキラして社会に貢献してるのに、「50代専業主婦って何してるの?」って思われてるだろうなあと悲しくなっちゃったりするんですよ。
ということで、今回は、そういう疑問に全力で立ち向かおうと思います。
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50代って専業主婦が意外と多い!
株式会社ジェイアール東海エージェンシーが発表した、ビジネスパーソンの「夫婦」と「共働き」に関する調査 2015によれば、50代の専業主婦家庭は全体の34.5%と30代と同じ比率で、他の世代に比べて専業主婦が多いんです。
育児という面から考えれば、40代よりも50代の方が外で働きやすいはずなのに、50代の方が専業主婦の割合が多いのです。
- 夫婦のどちらかが無収入:「専業主婦/主夫世帯」※
- 夫婦どちらかの年収が配偶者控除の対象となる103万円以下である場合:「配偶者控除世帯」
- 夫婦どちらも配偶者控除の対象外となる収入がある場合:「共働き世帯」
※この分類では専業主婦と専業主夫が分けられていません。しかし2012年に行われた別の調査(平成24年度「子ども・子育てビジョンに係る点検・評価のための指標調査」報告書、世帯の就業状況、p10)では、20歳~59歳の人が所属する10,000世帯のうち、専業主夫世帯は1.8%です。専業主夫の割合は増加しているとは思われますが、全体から見るとまだわずかであるため、ここでは専業主婦/主夫世帯は、専業主婦世帯として話を進めさせていただきます。
30代で専業主婦が多いのはもちろん、育児に忙しいからだと想像できます。
50代で専業主婦が多い理由は何でしょう?
「50代なんて子どもも手が離れたのに、なんで家にいるの? 暇じゃん」
って、思いますか?
それはね、やっぱね、日本の歴史のせいだと思うんですよね。
50代専業主婦の悲しい道のり〜日本女性史をふりかえる
50代女性が20代だった頃の日本の一般的な女性観
むかしむかし、…。
昔、私が20代だった頃は、結婚しても働く女性はまだ珍しかったんですよ。
企業が女性社員を採用するのは、男性社員の良き配偶者となって家庭を支えてもらうためだったんです。
だから女性は全くの戦力外で、結婚退職は当たり前でした。
言うまでもなく出産後も働く女性は、さらに少なかったわけです。
産休制度のある職場もあったけれど、育児休暇なんてものがある会社はまれ(育児休業法制定は1992年)。
もちろん育児時間もない。
夜間保育や延長保育もほとんどない。
1980年代の女性観〜夫の上司の暴言
私は実は出産後も働いていたんですが、夫の上司は夫に「なぜ奥さんを働かせるのか?」と聞いたそうです。
その上司は、会社は家族を養えるだけの給料を出しているのだから、妻も外で仕事などしないで働く夫を家庭で支えるのが当たり前だと考えていたようです。
いやいやいや〜。
さすがにこの話には、私はアゴがはずれました。
考えてみてください。
確かに産むことは女性にしかできないし、母乳も女性からしか出ない。
でも、子育ての責任は夫婦両方にあり、男性だって立派に家事や育児ができます。
家族を養える報酬をもらっている女性がいたとして、その人に向かって上司が「なぜ夫を働かせるのか?」と聞きますか?
なぜ、女性だけが、子どもを産んだら外の仕事を続けるか辞めるかと悩まなければいけないのか。
もちろん、男性の方が賃金が高いことは一因ですが、それは男性が男性のために作った社会構造ですよね。
ちょっと話がそれましたが、私が20代の頃、つまり1980年代は、結婚しても働き続ける女性はまだ少なかったのです。
そして、何か特別高い能力を持ち、驚異的な社会貢献ができるような女性だけが、
外で働くべきだという、バカげた呪縛(じゅばく)が女性を苦しめていました。
1980年代の女性観〜区役所男性職員の暴言
そうそう、こんなこともありました。
私が結婚後の年金の手続きに行ったとき、区役所の窓口の男性が、
「結婚しても働くなんて、よっぽどあんたの給料が高くなかったら損だからやめた方がいい」
と言ったのです。
まあ、そりゃあ経済面から見れば、所得税や保育料、家事を電化したり外注したりする費用など、女性が外で働くことで生まれる出費も多く、配偶者控除の枠内で働くのが得だと思う人は多かったのでしょう。
ちなみに男女雇用機会均等法が制定され、募集・採用について性別を理由とする差別が禁止されたのは1985年で、この法律が施行されたのは1986年です。
区役所窓口担当者の強烈におせっかいな暴言は、1986年の出来事です。
まあ、こういうことを平気で言える男性は、社会がどんなに変わろうと女性を差別し続け、一生女性と良い関係を築けないだろうと思いますが。
1980年代の育児環境ってどんな風?
女性のワンオペ育児は当たり前
今50代の主婦が育児をしていた1980年代は、紙おむつはとても高価で、ほとんどの人は布おむつを使っていました。
毎日毎日、一生懸命おむつを洗い、干し、たたんだのです。
そして食器洗い器もルンバもイクメンもありません。
妻は365日食事を作り、毎日毎日子どものおむつを替えても誰からもほめられませんが、夫は1回食事を作るとほめちぎられ、1回子どものおむつを替えると、「家庭的だ、良い父親だ」と絶賛されました。
まあでも、現在の子育て世代の男性に比べると、50代や60代の男性は、格段に育児や家事の能力が低いのではないかと思われます。
昨今では女性のワンオペ育児が注目され、問題視されるようになりましたが、1980年代は女性が一人で育児をするのは当たり前で、夫は協力するべきだという声さえもなかったんです。
私は出産の直前には音楽教室の講師をしていたのですが、産休中のある日のことを忘れられません。
娘が生後4ヶ月頃の、結婚記念日でした。
張り切ってお祝いの食事を作り、夫が帰ってくるまでに娘の世話を終えて寝かせてしまおうと頑張っていました。
毎晩、日付が変わってからしか帰宅しない夫と、結婚記念日くらいはおしゃべりもしたいと思ったからです。
私はまだ慣れない子育てに必死で毎日なりふり構わず過ごしていたので、ちょっとおしゃれな服に着替えてみたりもしました。
ところが、授乳の後も娘が泣き続けるのです。
授乳後に娘を寝かせて身づくろいすると、娘が泣き出し、また抱きかかえて前をはだけて授乳してベッドに戻す。
そうするとまた泣いて…。
はたから見ればコントのようですが、私はだんだんヒステリックになってきました。夜の10時を過ぎた頃、しかもマンションに住んでいたので、ご近所のことも気になり、もうどうしていいかわかりません。おむつを替え、揺すったりあやしたり、娘に拝み倒してみたり、神に祈ってみたりしてもだめ。
私も泣きながら、しゃれたブラウスの前をぺろっと開けて授乳していたら、仕事をいつもより少し早めに切り上げた夫が帰ってきました。
今思えばね、母乳の出が悪かったんでしょう。
娘にも本当にかわいそうなことをしました。
でも、あの時の、切なく寂しくどうにも苦しい思いは今も忘れられません。
問題は環境整備不足や男性の認識の低さ
このように、1980年代は、女性が外で働くことは社会にとって有益で、そのためには環境を整備しなければならないと、やっと人々が気づき始め、制度ができ始めた時代でした。
女性が外で働くことが子どもの発達に悪影響だと考える人もまだ非常に多く、今以上に夫からの協力も得にくく、育児や家事を助ける電化製品やサービスや制度も、今ほど多くなかったのです。
今50代の女性は、そんな時代に人生の岐路が多い20代を迎えていたのです。
まだまだ、既婚女性が外で働くことには障壁が大きかったので、働き続けたくても泣く泣くあきらめて専業主婦を選んだ人も多かったことでしょう。
その後、子育てが一段落して働こうと思っても、長いブランクで気後れするし、パソコン操作も自信がないとなると、職探しも難しい。
夫に相談しても、彼は彼で中間管理職で超多忙でストレスフル。
「俺は協力できないけど、君が完璧に家事ができるならいいよ」と夫自身ができるはずもない法外な条件を突きつけられるとか…。
そんな話をよく聞きました。
結婚や出産の時には働き続けるための環境が整備されておらず、周囲の協力も得られず、子育てが終わってからはネットやPCの進化に再就職を阻まれる。
これが、50代の専業主婦が多い、典型的な理由だと私は思います。
もちろん、その方その方で、違う理由はたくさんあるとは思いますが。
でも、現在50代の世代は、夫の賃金増加は順調で、経済的には比較的安定した世代と言えるかもしれません。
だからこそ専業主婦が多いという側面もあるでしょう。
それにまだまだ、現在でも女性が働きやすい環境とは言えないようですね。
「専業主婦か共働きか」どちらが正しいとかではなく、個人や家族の考え方や家族の状態に合わせて、柔軟な働き方ができるようになるといいなと、私は思います。
現在の50代専業主婦は何してる?
さて、そんなこんなで、20代から50代の私の職業遍歴は、
と、こんな風でした。
今57歳の私は、専業主婦になって4年目ですが、朝5時に起きて夫と娘のお弁当を作り、洗濯・掃除・猫の世話をし、
10時ごろから、原稿を書いたり記事の構想を練ったりします。
私のブログはレシピのカテゴリーも重要なのでレシピを考えたり、料理を作って写真を撮ったりすることもあります。
夕方4時ごろからは、また夕食の準備や洗濯物の片付けなどをし、時間があればピアノを弾きます。
お察しのとおり、心理的にも肉体的にも、勤めていた時よりずっと楽です。
でも、家族の体調やスケジュールに合わせて家事をするのは、それほど楽な仕事ではありません。
年中無休だし、早朝も夜遅くも働くけど、手当も出ない。
私の場合、家族の食事を作ることがレシピ開発の原点なので、その点では主婦の仕事はとてもやりがいがあるし楽しいとも思っています。
レシピ開発や献立の研究は、家族や自分の健康、そして節約にも役立ちます。暇だなと思う主婦の方は、ぜひここにエネルギーを注いで主婦力のアップを目指すことをお勧めします。
野菜たっぷりの献立は実は簡単!すぐ実行できる立て方のコツとレシピ
50代専業主婦は何でもできる!
「専業主婦か共働きか?」というのは、ごく一面的なことです。
50代専業主婦でも、介護をしたり、孫の育児をしたり、超多忙な人もいますし、地域の仕事やボランティアで大活躍している人もいるでしょう。
それこそ寝る暇がないくらい忙しい専業主婦もいれば、
仕事が暇で困るような働く女性もいるのではないでしょうか。
「専業主婦は暇」、「専業主婦は社会に貢献していない」というステレオタイプなものの見方は、失礼千万だし、浅はか極まりないですよね。
もしもあなたが不本意に専業主婦になったのだとしたら、それは前に述べたような時代背景や社会構造によるものですし、あなたが悪いわけではありません。
今あなたが専業主婦に満足しているなら、誰がどう思おうが、なんと言おうが、そんなことは全く気にする必要なんてありません。
ただ、今まで育児や家事を一生懸命やってきたけれど、今は打ち込めるものがないと思っている方もいらっしゃるかもしれません。
50代なんて、まだまだ若くて花ならつぼみ、これから才能が開花することだって期待できます。
新しいことだって始められます。
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自由な時間を生かして楽しみを極めるのもいい。
楽しみを極めるのなら、50代! 人生をもっと楽しみたいあなたに・すぐできる5つのコツをぜひご参考に。
夫婦で楽しい時間を過ごす方法なら、50代夫婦の楽しみ・2人でゴキゲンになって絆も深めるには?で、ご紹介しています。
ボランティアだって、最高ですよね。
「ボランティアなんて、どうやって探すの?」と思う方もいるかもしれませんが、ボランティアの仕事は世の中にはとてもたくさんあります。
私が勤めていた病院にはボランティアがたくさんいて、外来患者さんの案内をしたり、入院患者さんのために移動図書を運営したりしていました。
定期的にボランティアによる演奏会もありました。
私の友人には、病院や施設で演奏している人がたくさんいます。
今は在宅でネットを通じてできることもあるのではないでしょうか?
ぜひお住まいの地域の社会福祉協議会のHPを覗いてみてください。
「仕事がしたい」という方は、もちろん仕事を探せばいい。
でも新しい仕事を始める自信がないという方は、もう何十年も腕を磨いてきた「家事」で一歩を踏み出すのはどうでしょう?
家事代行なら、50代でも歓迎で、短時間でもOKで、研修も充実。
娘のような先輩にダメ出しをされることもないし、一人でする仕事だから、人間関係に悩むことも少ないんじゃないでしょうか?
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以下の県が対象地区です。
大阪府、兵庫県、京都府、奈良県
学生になって何かを学ぶというのもすばらしい選択だと思います。
専業主婦から学生になった私の体験談は、[爆笑]専業主婦だけど働きたい! でも不安…ならこの裏技で!でご紹介しています。
いろいろな経験を重ねた50代だからこそ、活躍できる場所はまだたくさんあります。
ぜひ、あなたらしく充実した時を送ってください。
デリケートゾーンでお悩みの方は、50代からのデリケートゾーン・生活習慣をちょっと変えればグンと楽になる!をぜひご参考に。
最後までおつきあいいただき、ありがとうございました。
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