共働きの子育て・家事分担と「おっぱい型哺乳瓶」|ゴニョ研
ガッツかよめです。
共働き夫婦は増えているのでしょうが、まだまだ日本では「夫は外で働き、妻は家を守る」という考え方が根強いような気がします。だから結婚する女性に向かって「仕事続けるの?」と聞くのでしょう。
そして、働く妻の多くが家事で悩んでいます。今日は、そのへんのところを、ゆる~く考えてみました。
「仕事も家事も完璧」が理想の妻か?
私が病院に勤めていた時、ものすごく意欲的で部下にも優しい人気者の師長さんと夜遅くロッカールームで会いました。
「晩ご飯、いつもどうしてるんですか?」と私が聞くと
「夫はねえ、まあ帰りが遅いからっていうのもあるけど、全く家事はしないわね。私、家事嫌いじゃないから、手抜きしないでやるわよ。今からだって晩ご飯作っちゃうし」
私は、「すごいですね、尊敬しちゃいます」と言いながらも、ちょっと違和感を感じてしまいました。妻は、仕事も家事も「きちんと」するのが当たり前だ、という風潮を女性自らが作ってしまっているような…。
息抜きコラム1
我が家でも、家事分担のことで喧嘩をする時があります。
私が「食事のこともやってほしいんだけど」というと、夫は「掃除や洗濯は、そこそこやっているじゃないか」 と反論してきます。
そういう時、特にムカつくのは、私とは喧嘩して大変なことになっているのに、猫には「クロエちゃーん」と優しい声で話しかけていることです。
夫の反論に聞く耳を持てない私って、心が狭いのでしょうか?
いずれにしても、家事や育児の分担の不満を言わない働く女性を見たことがないような気がします。
母という言葉、父と言う言葉のイメージの呪縛
小説家の山崎ナオコーラさんは、出産後、「私は母になるのではなく親になるのだ」とおっしゃっていました。「ママ」とか「母親」とかの、言葉の持つ定型的なイメージに疑問を感じたからだそうです。これには、なるほどねぇと感心しました。
息抜きコラム2
父親にも定型的なイメージがあります。たとえば、「父親の背中を見せる」という言葉。男は黙って手本を見せるという感じの意味ですね。
ちなみに、夫は夏になると、頻繁に私に背中を見せてきます。もちろん、手本を見せに来たわけではありません。
背中がかゆいので、掻いて欲しいだけです。
最近は、育児をする男性「イクメン」や専業主夫になった人のことを、テレビでよく見かけるようになってきました。でも、まだまだ少数派ですし、実際に専業主夫をやっている人は白眼視されるという話もあります。
同性婚から見えてくる役割分担とは?
私が最近見ているアメリカのホームドラマ「モダン・ファミリー」では、ゲイの子持ちカップルが出てきます。
片方が職場をクビになると、今まで家で子育てをしていたもう片方が働き始めたり、料理が得意な人が食事を作り、コミュニケーションに長けている方が近所や親戚との付き合いをとりしきります。
それぞれの状況や得手不得手に合わせて柔軟に家の仕事をこなしているのです。
男女のカップルだって、性差ではなく個人差で柔軟に役割をスイッチする方が、お互いに幸せなんじゃないかと思います。
息抜きコラム3
アメリカでは全州で同性婚が法的に認められているし、イギリスも2014年に同性婚が合法化され、15,000組以上のカップルが結婚しているそうです。
ちなみに、娘は、飼い猫のことを夫と言い張っています。
「おっぱい型哺乳瓶」が育児の概念を根底から覆す
日本では、まだまだ同性婚は認められそうにありません。
しかし、同性婚のカップルが増えれば、妻・夫、お母さん・お父さん、という概念も徐々に揺らぎ、性別役割分担という考え方も衰退していく可能性があります。
学校の先生も、おちおち「お母さんにお弁当を作ってもらってね」なんて言えなくなるでしょう。
夫婦のどちらも、お母さんであり、お父さんである状態なんて最高です。
男性が、直接おっぱいから母乳を飲ませることはできないので、ちょっと残念ですが…。
息抜きコラム4
コメディ映画「ミート・ザ・ペアレンツ2」では、ロバート・デ・ニーロが、「おっぱい型哺乳瓶」を装着して孫におっぱいをやっていました。
これなら男性でも、母乳を飲ませてる感があり、ステキです。
政府は、さかんに男性の育児参加を呼び掛け、法整備も進んできています。
希望する全家庭に、この「おっぱい型哺乳瓶」を支給するというのはいかがでしょうか?
きっと、男女共同参画社会への記念碑的なできごとになるでしょう。
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