ジェイコブ・コリアー来日!2018年ジェイコブと共演者を徹底研究!|ゴニョ研

2018年7月13日ジャズおすすめ

ジャズの大御所も羨望!ジェイコブ・コリアー

まだ聴いてない方、彼のアルバムをちょっと聴いてみてください!

Pure Imagination -the hit covers collection-
ジェイコブ・コリアー
Released: September 20, 2017

(クリックしてiTunesにて無料試聴可能)

パット・メセニージェイミー・カラムハービー・ハンコック、が賞賛し、そしてクインシー・ジョーンズが全力バックアップしている、ジェイコブ・コリアー。

このブログでも、保存版!ひとりアカペラ超絶テク5人・厳選名動画の中で、ご紹介したばかり。

ひとりでバスからソプラノまでのパートを歌い、ベース、ギター、ドラム、鍵盤、パーカッションと、全ての楽器を自分で演奏し、自宅の部屋からユーチューブへ投稿する、その演奏動画の完成度の高さは驚異的です。

現在も、様々な魅力的なアーティストと共演し、大躍進のジェイコブ。

ジェイコブ来日公演!2018年の日程や開催場所・チケットの発売日は?

でも、皆さん、以前の日本公演を聴けなかった方も、聴いた方も、やりました!!

なんと、ジェイコブ・コリアーが日本にやって来るのです。

会場はすみだトリフォニーホール
墨田区錦糸1-2-3
(JR総武線「錦糸町駅」北口より徒歩5分)

どうも1日だけ、1か所だけの公演みたいなんですよね。

【公演日程】
2018年10月8日(月・祝)
開場 16:30 開演 17:00

【メンバー】
Jacob Collier(vo,p,others tba) | ジェイコブ・コリアー(ヴォーカル、ピアノ、他楽器未定)
Suzie Collier(1st vln) | スージー・コリアー(1stヴァイオリン)
Eric Miyashiro(conductor) | エリック・ミヤシロ(コンダクター)
TBA(ブルーノート東京オールスター・ジャズ・オーケストラ) | 他メンバー未定

【チケット料金】
S席:¥8,800-(税込)
A席:¥7,800-(税込)

このコンサートに行ってきました!!

詳しくはジェイコブ・コリアーwithオーケストラ・2018ライブレポートをぜひご覧くださいね。

ジェイコブ・コリアー来日公演!2018年の共演メンバーがスゴい!

今回、ジェイコブと共演するメンバーが素晴らしい!
ちょっとご紹介しますね。

スージー・コリアーはジェイコブの母上でバイオリニストで指揮者

スージー・コリアージェイコブの母上です!

彼女はイギリス、ロンドンの Royal Academy of Music に所属し、指揮者で音楽教師でバイオリニスト
もう、YouTube では、親子共演を何度も果たしています。
スージーの美しいバイオリンとジェイコブの変幻自在なピアノ、ジェイコブのベースやドラムの録音をバックに繰り広げられる名演を、青い文字の曲のタイトルをクリックして、どうぞお聴きください。

My One And Only Love – Suzie & Jacob Collier
スージーのバイオリンと、ジェイコブのピアノ、録音でジェイコブのベースも入って、酔いしれるバラード。

Here’s That Rainy Day – Suzie & Jacob Collier
軽快なボサノバ、ジェイコブのソロがハイセンスなこと!

I’m Beginning To See The Light – Suzie & Jacob Collier
私は、この曲が一番息がぴったりだと思います。スージー、さすがスウィングのノリも良いですよね。クラッシック畑の人とは思えないほどです。ジェイコブのアレンジも最高! ドキッとする転調の素晴らしいこと!

まあ、きっとこのお二人は、ジェイコブが小さい頃から、こんなことばっかりやってたんでしょうね。

ジェイコブは歩くのより、しゃべるのより、ピアノを弾くのが早く上手にできたのではないかと思うほどです。

エリック・ミヤシロ指揮・ブルーノート東京オールスターズ

そして、なんと、オーケストラの指揮者は、日本が世界に誇るマエストロ、エリック・ミヤシロ

彼は日系3世でハワイ出身、アメリカで学生時代からオーケストラと共演し、バークリー音大を卒業。日本でも自己のビッグバンドや、小曽根真が率いたビッグバンド NO NAME HORSES で活躍。トランぺッターとしては、ここぞという所で、高音の表現をバッチリきめるハイノート・ヒッターとして知られています。編曲家、作曲家としての実績も多数。

ジェイコブの公演で指揮するブルーノート東京オールスターズは、中川英二郎(Tb.)本田雅人(Sax.)納浩一(bass)、などトッププレイヤーを集めたバンド。
これまでに、パット・メセニー、リチャード・ボナ、アルトゥーロ・サンドバルなどと共演してきました。
この動画は、2017年のイリアーヌ・イリアス公演のトレーラーですが、この短い演奏からも彼らの緻密さ・迫力に興奮します。是非聴いていただきたい!

BLUE NOTE TOKYO ALL-STAR JAZZ ORCHESTRA / ELIANE ELIAS : BLUE NOTE TOKYO 2016 trailer

そしてジェイコブの公演では、このバンドを「核として、弦楽器、木管楽器、金管楽器、打楽器も加えた50余名に渡る壮大な編成」のオーケストラが演奏するのだそうです。(Blue Note Tokyo 30th Anniversary presents JACOB COLLIER with BLUE NOTE TOKYO SYMPHONIC JAZZ ORCHESTRAより引用)

ジェイコブ・コリアーとオーケストラの共演を想像するだけでワクワク

さて、過去を振り返ってみると、ジェイコブは2017年の North Sea Jazz Festibal で、オランダが世界に誇るポップス・オーケストラであるメトロポール・オルケストと共演しています。
この録音を聴いてみれば、今回の来日での演奏の様子を推測できますよね。

Hideaway – Jacob Collier & Metropole Orkest

この曲 “Hideaway" はジェイコブのファースト・アルバム、"In My Room" に収録されている曲です。アレンジはジェイコブで、additional orchestration として アメリカの指揮者・作曲家・プロデューサー、Jamshied Sharifi の名があがっています。
冒頭、ジェイコブはギターを弾きながらピアノを弾いていて、もう大道芸人みたいです。でも音楽性の高さがずば抜けているので、お笑いにはならない。なんで、そんな曲芸みたいなことしても音が美しいのか知りたいです。

ジェイコブは2016年8月22日にも、メトロポール・オルケストと共演していますが、これはBBC(イギリス放送協会)の BBC Proms です。

Human Nature – Jacob Collier & Metropole Orkest – BBC Proms (2016)

2018年の7月19日にも、同じ BBC Proms で、メトロポールとの共演があります。こちらは、"Jacob Collier &; Friends"ということで、Take6、Becca Stevensらと共演。ステージ上を走り回り、あらゆる楽器を演奏しつつ様々なミュージシャンと共演するジェイコブが見られます。ダイジェスト版で15分25秒と短いですが、オーケストラと共演するジェイコブを見られますし、日本公演を想像してワクワクします!
BBC Proms: Jacob Collier & Friends

Take6 については、Take6 知らなきゃアカペラファン失格!Take6 NewAlbum”Iconic” で、彼らの最新アルバムをご紹介してますので、よろしかったらこちらもご覧くださいね。

ジェイコブ・コリアー最新 YouTube 動画! 2018年8月29日公開!

ファンの皆さんはもうご存知と思いますが、ジェイコブの新しいYouTube動画がアップされましたね。

Don’t Stop 'Til You Get Enough – Jacob Collier

マイケル・ジャクソンの1979年の大ヒット、"Don’t Stop 'Til You Get Enough" (邦題は「今夜はドント・ストップ」)のカバーです。
ここでジェイコブが演奏しているピアノは、自動演奏付きのグランドピアノ!
私は、本当に

「ひぇ~~~~~」

と思いました。
自動演奏付きのピアノ。
私が前に勤めていた病院のロビーにありましたよ。
でね、自動演奏する時間がありました。
楽器に触れないでほしかったんでしょうが、鍵盤部分の蓋がしまったまま。

ふたが閉まっているピアノから音がするって、

お化け屋敷かっ?!

その自動演奏、ジェイコブだったら、こんな風に弾いちゃうわけですよ。
なるほどね。

この動画、何度見ても新鮮な発見があっておもしろい。
要は自動演奏を使った連弾なのだけれど、オーケストラ・アレンジみたいに、ものすごくいろんな音域でフィルインやオブリガードを入れていて、それを自動演奏でやったり自分で弾いたり、パートチェンジがある!
で、ジェイコブが弾きながら、自動演奏のグリッサンドをよけたりするのが、笑えるんです。

いつもながら、興に乗ってきて立ち上がったりするジェイコブもとってもかわいい!

こんなにたくさん弾いているのに、ひとつひとつの音がきれいで、タッチやアクセントが完璧にコントロールされている!

そして、本当に彼が素敵だなって思うのは、いつも夢中で音楽をやっていて、楽しくてたまらないという感じ。
演奏もアレンジもテクノロジーも、全てに卓越した技術があるのに、それをひけらかしているという感じが全くないんです。
演奏していればいつも、彼は楽しくてしょうがない。演奏することそのものが幸せなんだな。

「おじいちゃん、ねえねえ、これ、できたよ、聴いて」

「おお、そうか、どれどれ」

みたいな感じでクインシーに聴かせたりしてんのかな?

すげえな!!

来日公演、本当に楽しみです。

皆さんもぜひ!!

ジェイコブ・コリアーの動画をたくさん紹介しております!