グッとくる!ジャズで聴く大人のクリスマスソング|ゴニョ研

2018年12月12日ジャズおすすめ

クリスマスイルミネーションと教会のイラスト

こんにちは。

クリスマスソングが好きすぎて真夏でも聴いて、家族に嫌がられているガッツかよめです。

私のようなクリスマスソング・フェチじゃなくても、クリスマスが近づくとクリスマス・ソングを聴きたくなりますよね?
でも、どうせ聴くなら、もう胸にグッときて思わず立ち止まっちゃうくらい、素晴らしい演奏で聴きたい!

おまかせください!

ジャズ通の方でも、初めてジャズを聴く方でも、きっと満足していただける、演奏もアレンジも最高のクリスマスソング・アルバムをご紹介します!

エラ・フィッツジェラルド!”Ella Wishes You a Swinging Christmas”

1960年にリリースされたアルバムです。
1917年生まれのジャズ・ヴォーカルの女王エラ・フィッツジェラルドは43歳。
声量たっぷりで伸びのある声と、パンチの効いたフェイクで、クリスマスのウキウキが一気に倍増する曲ばかり!

フランク・デヴォルがアレンジし、彼のオーケストラを指揮しています。

1曲めの「ジングル・ベル」で、もうやられます。
後半のエラのフェイクのなんと素晴らしいことでしょう。
そんなエラの歌唱力を最大限に活かす、デヴォルのアレンジも粋です。

バンドはもちろんのこと、コーラスアレンジがまた楽しいんですよね。
なんてクリスマスらしいんでしょう?

エラのノリノリの歌唱は、ベルリンでのライブ録音をご紹介したMack the Knife Ella in Berlin/Ella Fitzgerald 極上のジャズライブ!でも聴いていただけます。ぜひそちらも。

トニー・ベネット!”A Swingin’ Christmas” (feat. The Count Basie Big Band)

今度は男性ヴォーカルです。
私が世界一かっこいいジイサンと尊敬する、トニー・ベネットです。

バックのカウント・ベイシー・ビッグバンドは、さすがキレッキレの演奏を聴かせてくれます。
編曲・指揮者の一人はリー・ムジカー(Lee Musiker)
Tony Bennet Duet Ⅱでも、何曲かで最高に粋なピアノを聴かせてくれました。

このアルバムでは

  • 7曲め ”Have Yourself a Merry Little Christmas”
  • 9曲め ”I’ve Got My Love to Keep Me Warm”
  • 11曲め  ”O Christmas Tree”

で、美しいピアノを聴かせてくれます。

3曲めの “All I Want for Christmas is You”。
「クリスマスに欲しいのは、おみゃあさんだがね」
タイトルからしてロマンチックすぎる、この曲で、うっとりしちゃうハーモニカが 聴こえてきますね。

もちろん演奏はトゥーツ・シールマンス

ビッグバンドのアレンジが最高にかっこいいのは、 4曲めの “My Favourite Things”
スパイ映画でも見ているかのような、スリリングな管楽器のリフ(繰り返し登場する旋律)が素晴らしい!
今にもトム・クルーズがバイクで突っ込んで来やしないかと、ドキドキします。
ブラスの間奏の前に、 “G0!” と叫ぶトニー・ベネット。
おかげさまで我慢していたトイレにも行けました。

ウィントン・マルサリス!”Christmas Jazz Jam”

間違いなく現存するジャズ・レジェンドの一人であるウィントン・マルサリス
外さないですよ。
Jazz at Lincoln Center(アメリカ・ニューヨークにある、ジャズ普及のための複合施設) の精鋭たちと繰り広げる唯一無二の最高のビッグバンド・ジャズです。

ジャズの伝統を知り尽くしたウィントンだからできる、オリジナリティの溢れたアレンジ。
それなのにリラックスして聴けて聴くたびにウキウキします。

最高にスィングしてワクワク!
その最高のスィング感に一役も二役も買っているのはベースのReginald Veal (レジナルド・ヴィール)。

レジナルド・ヴィールは、ウィントン・マルサリス スタンダードタイム Vol.3でも、ウィントンと共演していました。

ジミー・スミス!”Christmas Cookin'”

お次は、ちょっと通好みでしょうか?

でもジャズ好きの方なら、きっと、「こんなクリスマスソングを待っていた!」と思っていただける1枚です。

ジャズオルガンの神、ジミー・スミスのクリスマスソング。

もうねえ、1曲めから、どこが地味なんですかね?
ハデー・スミスです!
むちゃファンキー!
ブルース・フィーリングが溢れた、バリバリのジャズでございますよ。

本来、このアルバムに入っている曲は1〜8までで、オルガン、ギター、ドラムのトリオで演奏している曲が、2、6、8の3曲。
あとはビッグバンドとの演奏です。

9曲めは、ジミー・スミスとジャズ・ギターの王様ウェス・モンゴメリーとの共作の名盤、「ダイナミック・デュオ」(Dynamic Duo) に入っている曲です。
10曲めは、ジミー・スミスグラディ・テイト(ドラム)、ケニー・バレル(ギター)のトリオで演奏されていますが、「オルガン・グラインダー・スウィング」(Orgun Grinder Swing) というアルバムに収録されています。

ジョー・サンプル! “Christmas With Friends”

最後はちょっとポップな心地の良いジャズでクリスマスソングを。

ジョー・サンプルといえば、クルセイダーズ時代のグルーヴィーなフェンダー・ローズ(エレクトリック・ピアノ)や、”Melodies of Love” に代表されるようなリリカルなピアノを思い浮かべる方が多いかもしれません。

以前からランディ・クロフォードやレイラ・ハサウェイなど女性ヴォーカリストと共同でのアルバム制作が多かったジョー・サンプル。

ウィキペディア英語版のこのアルバムのページChristmas with Friends (India.Arie and Joe Sample album)、last edited on 26 August 2018, at 18:04 (UTC).によれば、制作開始は2014年2月。
そして、ジョー・サンプルが中皮腫によって亡くなったのが同年9月12日。
もちろんアルバムは制作途中。

インディアは、このアルバムを完成させるべく、多くの音楽家に声をかけました。
ブロンディ、マイケル・マクドナルド、デイヴ・コズ、トロンボーン・ショーティ、トリ・ケリー、ケム

2曲めでのインディアとトリ・ケリーのデュオはとてもチャーミングですし、6曲めでのデイヴ・コズとトロンボーン・ショーティの掛け合いは聴きごたえ満点です。

クリスマスツリーの写真

ジョー・サンプルが演奏している曲は実は4曲だけ。

  • 1.Let It Snow
  • 3.Silent Night
  • 4.Have Yourself a Merry Little Christmas
  • 7.Christmas Song

1曲めの ”Let It Snow” のサビのハーモニーにはハッとします。
ジョー・サンプルの演奏は少ない音でも、とても印象深い。
ソロはシンプルなのに味があって、聴くたびに新しい発見があるのです。

アルバムの全ての曲のピアノがジョー・サンプルだったらと思わずにはいられません。
でも、彼の最後のアルバムが、こんな楽しいクリスマスアルバムで良かった。

クリスマスソングはジャズ!定番曲をおしゃれな演奏ででは、他にもクリスマスソングを最高のジャズで聴けるアルバムをご紹介しています。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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