おいしい食事、楽しい食卓を囲むコツ|ゴニョ研
こんにちは ゴニョゴニョ研究室のガッツかよめです。
私は学生をしながら子育てをしていた時期があります。その頃は経済的に苦しく時間もなかったので食卓はさみしくなりがち。でも、それが、ものすごく楽しくなっちゃう出来事があったのです。
えっ、まさかの夫の退職! ちゃっかり私の入学!
25年前、夫はとある大企業の社員でした。毎日の残業や休日出勤。激務に疲れ果てた夫は、ある日、17年も務めた会社に「もう行かない」と言い出しました。3歳の娘がいるのに、そして私は専業主婦なのに、彼に賛成してしまいました。まあ、反対しても聞くような夫ではありません。
ちょうど私も働きたいと考えていたので、就職につながるような専門的知識をつけるため、夫の退職金をあてに学校へ行くことにしました。なんてちゃっかりしてるんでしょう? 結局ガッツが得したんですね。
バザーと自転車で乗り切る毎日
間もなく夫は新しい仕事に就き、私は専門学校に通い始めました。娘は3才。我が家の経済状態は、ぎりぎり何とか食べていけるくらいだったので、決して病気をしたりしないよう心がけ、水道代・電気代などを節約し、学校へは30分かけて自転車で通っていました。
美容院は一番安いところと決め、洋服は娘が通っていた保育園のバザーで調達していました。私のお弁当は毎日同じで、通学途中に市場に寄って買った50円のコロッケを、バザーで買ったパン焼き機で焼いた食パンに、キャベツと一緒に挟んだものでした。我が家の一日の買い物はお菓子や飲み物や洗剤なども含め千円までと決めていました。
なんと節約食生活はダイエットに効果的
当時の我が家の食卓に御馳走はなく、品数も多いとはいえませんでした。まあ、料理の腕もなかったんですけど…。
完全なデスクワークから、一日中外で重い荷物を持って走るような仕事に変わった夫には、今思えば、物足りない食事だったかもしれません。栄養のバランスには気を付けていたけれど、寂しい食卓のことも多かったと思います。そういえば、家族全員痩せていました。
こんなこともありました
娘はとてもおしゃべりで、保母さんから「お口から生まれた」という称号を頂いていたほどです。保育園でカルタを作れば、「とうさん、かあさん、のみにいく」と家族のプライバシーを暴露し、お友達の家に遊びに行けば、我々の夫婦げんかの様子を赤裸々に語り、お友達のご両親に非常に喜ばれていました。ですから娘はお友達よりご父兄に、「ウチに遊びにおいで」とよく言われていました。
さみしい朝食を一変させた、娘のへんてこな○○
当時の朝ご飯は時間がないこともあって、パンと飲み物だけでした。ある日、娘が、朝ご飯の最中に何やら変な歌を歌いだしました。
「ぴちゃぴちゃぴちゃ、あめーがーふって」
ただでさえ食べるのが遅い娘です。早くご飯を食べてくれないと学校に遅れてしまいます。
「ぴちゃぴちゃぴちゃぴちゃ」
今度はなんだか振りまでついて、両手を挙げてひらひらさせたりしています。
「はい、おとさんと、おかさんも」
えっ?! 一緒に歌えって? この忙しい朝に。しかし、娘は一生懸命、歌い、踊るのです。その姿があまりにも愛らしく(親ばかですね)、何とか真似して歌うと夫も歌いだしました。
「はい、おとさんとおかさんも手、つないで」
娘と夫と私、朝の食卓でミュージカルさながら、手をつないで歌い踊り、歌い終わるとお腹を抱えて笑い、手を叩きました。
楽しい食卓のために大切なことは?
よく大好きな人と食べると美味しいとか、みんなでワイワイ楽しい話をしながら食べると美味しいってありますよね。あの日の朝食は、メニューとは関係なく、本当に楽しく美味しく感じられたんです。何を食べるかよりも、誰と、どんな気持ちで食べるかが大切なのだと教えられた朝でした。
思い切り機嫌よく楽しい雰囲気にすれば、夕飯のおかずは手抜きで大丈夫!!
やったね(笑)。
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コメント一覧
朝だけは3人揃って食べる!と決めているのに、急いで準備して、急いで食べて、急いで片付け(夫に片付けさせ笑)、急いで出かける毎日…。揃って食べているというより、とりあえず、そこにいるってだけになっちゃっている事に疑問を感じている今日この頃でした。朝だけでも皆で楽しく食べたいから3人揃う事にこだわっているのに、その楽しさを忘れちゃっていたようです。明日の朝からは少し気分を変えて、楽しむ事を改めて大事にしようと思います♪
皆には内緒にしておくので笑、これから足繁く読みに伺わせてくださいね
娘ちゃんが小さいから、まだまだ大変だよね。ブログに張り付けた娘の写真でも食卓の上や周囲が惨憺たる状況で、ああ昔は食事って大変だったんだよなと思い出しました。娘に食べさせたり、娘がこぼしたものを親が食べたり、それはそれは忙しかった。実際の食事の形態よりも、気持ちなのかなと私はよく思います。家族全員でお通夜のような食事をするときもあれば、家族のうち1人は食べずに傍にいて何かしてても、コントみたいに大笑いしながら楽しい時もある。時間を共有する機会として、なるべく個人が自分の機嫌を自分で調整して、明るい食卓になれば、それが一番なのではないかと思うガッツです。毎度おおきに。これからも、よろしゅうに。今日は夫について書いてみようかと思います。