“You Are the Sunshine of My Life”の魅力と素敵なカバー|ゴニョ研

2019年3月20日ジャズおすすめ

緑に陽の光が輝いている写真

“You Are the Sunshine of My Life” といえば、スティーヴィー・ワンダーの名曲で、世界最強のラブソング!

今回は、この曲のオリジナルの魅力と、数々のミュージシャンの素晴らしいカバーをご紹介します!
ジャズを中心に、絶対に聴きたい10の名演を厳選。

中でもエラとスティーヴィーのデュオは最高傑作。
もちろん全曲試聴可能です!

Stevie Wonder の “You Are the Sunshine of My Life”! 最高のラブソング


収録アルバムTalking Book (1972年)
Personnel

  • Stevie Wonder (vo,Keyboards,Dr)
  • Jim Gilstrap (vo)
  • Lani Groves (vo)
  • Gloria Barley (vo)
  • Scott Edwards (b)
  • Daniel Ben Zebulon (Conga)
  • Steve Madaio (Tp)

など

この曲はもちろんスティーヴィー・ワンダーの作詞作曲。
タイトルのとおり、ひたすら愛を語りかける歌です。

愛を感じさせる写真

スティーヴィーらしい美しいメロディと新鮮なハーモニー。
アレンジも抜群!
コーラスやホーンセクションの絡みが聴こえてくると、最高にウキウキしてしまいます。

1973年にグラミー賞も受賞しました。

スティーヴィーの歌う “You Are the Sunshine of My Life” は最高ですが、カバーも負けていません!

想像以上の名演ばかり!
本当はフルバージョンを聴いていただきたいです。

音楽配信サービス “Spotify” は、登録すれば、ここでご紹介している曲のフルバージョンが無料で聴けます。

“You Are the Sunshine of My Life”! のカバーは名演だらけ

Ella Fitzgerald and Stevie Wonder

WE ALL LOVE ELLA
Celebrating the first lady of song
(2007)

  • Ella Fitzgerald – vocal
  • Stevie Wonder – vocal
  • Tommy Flanagan – piano
  • Keter Betts – bass
  • Bobby Durham – Drums

こんな録音あったなんて知りませんでした。

豪華すぎるデュエット、歌い出すのはエラ。
次をスティーヴィーが歌って、その次は2人が同時に歌い出してしまい、スティービーが笑う。

なんて和やかで楽しいんでしょうか?
後半のスキャット合戦は最高の聴きどころ。
キーター・ベッツのベースも素晴らしい。

Ellafitzgerald.jpg
By Helmut Montag – Helmut Montag, CC BY 3.0, Link

この録音は1977年のニューオリンズ・ジャズ・アンド・ヘリテージフェスティバルでの1コマ。
この曲が収録されているのは、エラ生誕90周年を記念してフィル・ラモーンがプロデュースしたコンピレーション・アルバム “WE ALL LOVE ELLA” です。

Ella Fitzgerald

Montreux ’77(1977)

  • Ella Fitzgerald – vocal
  • Tommy Flanagan – piano
  • Keter Betts – bass
  • Bobby Durham – Drums

お次はエラとピアノトリオ。
モントルー・ジャズ・フェスティバルでのライブ録音。
トミー・フラナガン・トリオとの息もピッタリ。
この時代、フラナガンはエラの音楽監督でもありました。

フラナガンのアレンジやピアノは、どれほどのエラの名演を引き出したことでしょう。

グルーヴ満載のベッツのベース、精緻でセンス抜群で、その上お茶目なフラナガンのピアノ。
この二人に後押しされ、どんどんノッていくエラが見事です。

Carmen McRae & Her Trio

Time After Time(1975)

  • Carmen McRae – Vocal
  • Tom Ranier – Piano
  • Harvey Newmark – Bass
  • Donald O’ Bailey – Drums

こちらもピアノトリオとの見事な歌唱。
1976年、The Great American Music Hall で行われたライブです。

スキャットしたりせず、オリジナルのメロディを大切にあっさりと歌っています。

が、フェイクのセンスの良さは抜群!
Tom Ranier さん、素晴らしく反応が早くエレガントなピアニストです。

Benny Green & Russell Malone

Bluebird (2004)

  • Benny Green – piano
  • Russell Malone – guitar

2001年7月15日のノースシー・ジャズ・フェスティヴァルで共演し、意気投合したベニー・グリーンとラッセル・マローンによるデュオ。
2人のデュオの録音は、これが第2弾。
第1弾は2003年の “Jazz at the Bistro”。

この曲のラッセル・マローンのソロは、メロディアスで盛り上がって最高です!

試聴では聴いて頂けないのが残念でなりません。

心地よいスウィングとセンスあふれるソロで、正統派ジャズの王道を行くスタイル。
デュオなのにベースやドラムがいるのかと思うほどの安定感です。

Grover Washington,Jr.


Soul Box (1973)

  • Grover Washington,Jr. – Sax
  • Ron Carter – Bass
  • Bob James – Arranged By, Conductor ,Electric Piano,piano
  • Eric Gale – Guitar
  • Idris Muhammad – Drums

“Just the Two of Us” でグラミーを獲り、スムースジャズの父と言われるグローバー・ワシントン・ジュニア。
なんだか懐かしいような味わいのアレンジはボブ・ジェイムス。
ちょっとワウを効かせすぎているエレピもボブ。
懐かしすぎる原因はこれかもしれませんが。

頭の中でミラー・ボールが回って、Tシャツとベルボトムのジーンズで踊る長髪の男性が見えるのは、私だけでしょうか?

1970年代スタイルで踊る若者のイラスト

試聴はサックスソロの終盤。
この部分よりは、むしろテーマの演奏の方が魅力的だと私は思います。

Stéphane Grappelli


Stéphane Grappelli in Tokyo (1991)

  • Stephane Grappelli – Violin
  • Marc Fosset – Guitar
  • Jean-Philippe Viret – Bass

1990年10月の東京公演の録音。
ギターから入ってピチカートが可愛いイントロが好きです。

試聴部分のベースソロも良いですが、何といっても1番の聴き所はグラッペリの美しい音色。

Django&Grappelli (cropped).jpg
By The original uploader was
Toomperep at Estonian Wikipedia. – File:Django&Grappelli.jpg, originally: et:Pilt:Django&Grappelli.jpg, CC BY-SA 3.0, Link

ジャンゴ・ラインハルトとの共演でも有名ですね。

私は、こんな曲を聴きながらハンモックに揺られて昼寝がしてみたいです。

アラサー娘

アラサー娘

絶対ハンモックから落ちるよね。

Monty Alexander


Love And Sunshine (1975)

  • Monty Alexander – Piano
  • Kenny Clare – Drums
  • Eberhard Weber – Bass

さあ、もう起きる時間です。
とても優雅な美しいピアノソロから始まりますが、やっぱりモンティはジャマイカ生まれですからね。
ラテンフレーバーで盛り上がりまくりですよ。

私は、モンティがリズムに乗って弾いている時の嬉しそうな顔が大好き!
まあ、男前っていうのももちろんありますけどね。

アラサー娘

アラサー娘

ジャズファンってそんななの?

George Shearing

The Way We Are (1974)

  • George Shearing – Piano
  • heribert thusek – Vibraphone
  • Andy Simpkins – Bass
  • Rusty Jones – Drums
  • Chino Valdes – Congas,Bongos
  • Carmelo Garcia – Timbales

ジョージ・シアリングはイギリス生まれのジャズピアニスト。
生まれてすぐに視力を失います。
考えてみればスティービーも盲目でしたね。
すっかり忘れていました。

この作品は、とっても親しみやすく疲れないアレンジと演奏。
どの曲もパーカッションが前面に出ています。

George Shearing Quintet in Holland, Hermando Peraza (bongospeler) en George Shea, Bestanddeelnr 914-3364.jpg
By Hugo van Gelderen / Anefo –
http://proxy.handle.net/10648/aa18b20a-d0b4-102d-bcf8-003048976d84, CC0, Link

シアリングはラテンばかりのアルバムも作っていて、ラテン好きらしいです。

“You Are the Sunshine of My Life”に戻りますが、この曲を聴けば、シアリングの音楽的な資質がいかに高いかがよくわかります。
アレンジャーとしても作曲家としてもピアニストとしても、本当に天才!

「9月の雨」の編曲や「バードランドの子守唄」の作曲でも有名ですね。

The Singers Unlimited

Feeling Free (1975)

  • Bonnie Herman – soprano
  • Len Dresslar – tenor
  • Don Shelton – baritone
  • Gene Puerling – bass/baritone,Chorus arrangement
  • The Pat Williams Orchestra

シンガーズアンリミテッドは、アメリカで結成された4人組ジャズコーラスグループ。
多重録音を駆使した緻密で美しいハーモニーが特徴的です。

オスカー・ピーターソンの薦めによりドイツのMPSレーベルと契約し、1971年にピーターソンとの共演によるアルバムでデビューを果たす。

「シンガーズ・アンリミテッド」(2017年9月29日 (金) 03:31 UTCの版)『ウィキペディア日本語版』。

これが、”In Tune” という1973年のアルバム。
このアルバムの1曲めはセサミストリートのテーマです。
ピーターソンさんは相変わらず弾きまくりですが、ノリノリで本当にかっこいいんです。

さて、”You Are the Sunshine of My Life” ですが、オーケストラアレンジもコーラスアレンジもコーラスワークも質が高い。

聞き惚れますね。

シンガーズアンリミテッドはジャズグループながら、クラッシックのようにエレガントで、カーペンターズのようにポップな部分もあるんですね。

どの曲を聴いても爽やかなイメージ。

noon

Song Book (2009)

  • noon – Vocal
  • 秋田慎治 – Piano
  • 鈴木央紹 – Sax

スキャットが炸裂するジャズヴォーカルも好きですが、時にはこんな風に素直で透きとおる落ち着いた歌声もいいですよね。

ピアノとのデュオでしっとりと始まり、テンポアップして4ビートに。
エレクトリックピアノのソロはあるものの、ジャズを聴くのが初めての人でも抵抗なく聴ける、肩の凝らない演奏。

何より声がとてもきれいで、安定感があるのがいいですね。

疲れた夜にピッタリ。

“You Are the Sunshine of My Life”!結婚式にも!

いかがでしたか?

美しいメロディで自然なハーモニー。
でもドキッとする斬新なコード進行もある。

ふと口ずさんでしまうメロディ。
サビは盛り上がってドラマチック。

ギターを弾く少年の写真

この曲は結婚式で使われることも多いとか。
実はこの曲を私は、自分の結婚披露宴の新郎新婦入場で使いました。

披露宴会場のテーブルの写真

30年以上前ですから曲の録音はカセットテープ。
入場の最中に音楽が途切れてしまわないように繰り返し録音しました。
夫も私も忙しい仕事を抱えながら式の準備をし、2人で住んでいたので家事もあって、毎日ヘトヘトでした。

前日まではケンカばかり。
当日、ウェディングドレスを着て夫と手を繋いで披露宴会場の扉の前にスタンバイ。

新郎新婦の写真

この曲のイントロが流れてきて胸がいっぱいになりました。

扉が開いて拍手の中を歩きながら聴くスティーヴィーの歌声!
この日のためにスティービーが作ってくれた曲のように思えて最高に幸せでした。

アラサー娘

アラサー娘

性格がおめでたいんだよね。

もう1回結婚式するとしても絶対この曲使います!

夫ポンポン

夫ポンポン

私は1回で十分です。
ガッツかよめ

ガッツかよめ

相手が自分だと決めつけないでね。
アラサー娘

アラサー娘

他にいないところが悲しいな。

スティーヴィーのデビューから現在までの名曲を聴きながら、彼の音楽人生をたどる、スティーヴィー・ワンダーの名曲!聴くだけでわかる彼の音楽人生も、ぜひ。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。