いくつになっても若々しい人でいるために本当に大切なことは?|ゴニョ研

50代をおしゃれに

こんにちは

バカバカしいことならまかせて欲しいガッツかよめです。

アラサー娘

「若々しい」だよね?

国連の世界保健機関(WHO)の定義では、65歳以上の人のことを高齢者というんだそうです。
20代のころの私は、自分が高齢者になるなんて、まるで考えていませんでした。
70代なんてもう死ぬ直前だと思ってたんですよ。
なんて浅はかなんでしょうか?!

そんな私も今57歳。
もうすぐ高齢者です。
でも周りを見回すと、70代どころか、80代でも実に若々しい人がたくさんいらっしゃる!
そんな方たちを見習って若々しく生きるためには、どうすればいいのか、考えてみました。

若く見られる人は多い! あなたはどうですか?

昔に比べると、見た目の若い人って増えていると思いませんか?

2012年の調査では、70代のなんと75%以上が、「実際の年齢より5歳以上若くみられることが多い」とアンケートに回答しています。

自覚的にはどうかというと、自分のことを実際の年齢より5歳以上若いと感じている人の割合は、62%です(株式会社博報堂DYメディアパートナーズ企画実施、首都圏の70~79歳の男女対象、サンプル数227)。

「70代のメディア接触と生活意識・消費行動に関する調査報告」

確かに街で見かけるご高齢と思しき方々は、本当に若々しくてピチピチの方が多い。

私の方がヨボヨボしてると思うこともあるくらいです。

若く見られるためのノウハウは目白押し! でも…。

「若く見られたい」と私も思います。
実際、お会いした方に、「私って、いくつに見えます?」と質問して実年齢を見事に当てられると、その場では「大正解です」とニッコリしても、後から言いようのない腹立ちを覚えたりします。

ネットには、アンチエイジングのための運動やファッション、お肌や髪のお手入れ法や食事の留意点などが、それはたくさん紹介されています。
もちろん健康に過ごすために食事に気を使い、姿勢を整え、運動することはすばらしいことですよね。

私も、50代の体型維持・お金も時間も不要な超簡単な3つの秘訣なんて記事を書いていますから、「若く見られたい」というこだわりは人一倍なんですよ。

でも、「若く見える」ために、エネルギーを注ぎすぎるのは、ちょっと違和感があります。

ちょっと前、大流行した「美魔女」なんていう、美しすぎる方々を見ると、私の目指す方向とは、なんかちょっと違うなと思うんです。

アラサー娘

顔の作りの方向性も違うよね。

ガッツかよめ

魔女というよりは地蔵だね。

年齢を重ねた人・どんな人が憧れですか?

そこで、ちょっと視点を変えて、私はどんな風に年齢を重ねたいのか、憧れの人から探ってみることにしました。

核廃絶を訴え続ける88歳・サーロー節子さん

私が初めてサーロー・節子さんを見たのは、テレビのドキュメンタリー番組でした。


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サーロー・節子さんは1932年に広島で生まれ、13歳で被爆し、崩れ落ちた建物から這い出して九死に一生を得ます。

しかし、彼女は被爆直後の地獄絵図のような広島や、大好きな伯父・叔母が、「内臓や組織は、腐り、溶け、黒い水のような液体になって流れ出ていくよう」に死んでいくのを目の当たりにしました(「」内は、「沈黙の閃光/ セツコ・サーロー」より引用)。

終戦後、アメリカ留学、結婚のためのカナダ移住を経て、反核運動に積極的に参加するようになり、核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)のメンバーとして、核兵器禁止条約の国連での採択に、尽力します。

そして2017年7月7日に、核兵器禁止条約は国連総会において採択されます。

その直後のサーローさんのスピーチがこれです。

核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)は、核兵器禁止条約の推進のための活動が評価され、2017年10月にノーベル平和賞を受賞しました。

ちなみに核兵器禁止条約は、50ヵ国の批准が発効の条件でした。
2020年9月に、めでたく50ヵ国目の中米ホンジュラスが批准したため、2021年1月に発効の予定です。
この条約は文字どおり核兵器の開発・実験・製造・使用などを禁止する条約ですが、残念ながら日本は批准しておらず、また批准(正確には締結)していない国には法的拘束力はありません。

うろ覚えですが、私が見た番組は、この国連総会をはさんで前後のサーローさんの様子を、プライベートな部分も含めて伝えていました。
スピーチ原稿を執筆するサーローさんは、何度も何度も読み返し、書き直し、体調の良くない日もあるけれど、これだけは良いものにしたい、というようなことをおっしゃっていました。

このスピーチの力強さは圧倒的です。
唯一の被爆国である日本の “Hibakusha" であることにとどまらない、大きな視野での人間愛に裏打ちされた言葉は、心に染み入り、聴く人を感動させずにはいません。

スピーチの中の、「これは核兵器の終わりの始まりです」という言葉どおり、サーローさんは、今もなお活動を継続しておられます。

80代になってもこんなに力強く、情熱的に、人の心を動かし、世界を変える活動ができる。

「若々しい」なんていう言葉が陳腐に思えるほどの偉業ではありますが…。

105歳まで描き続けた日本画家・小倉遊亀(おぐらゆき)さん

1895年に滋賀県大津市に生まれ、37歳の時に女性として初めて日本美術院の同人となった小倉遊亀さんは、105歳まで描き続けた日本画家です。


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遊亀さんの作品は、明確でのびやかな線と繊細で計算された色彩とのコントラストが、なんとも奥深く、見るものを引きつけます。

50歳を越えて世に広く認められた遅咲きの画家。「60代から仕事が面白くなり、70代が仕事ざかり」というのが持論で、105歳まで長生きして活躍した。遊亀は43歳の時、30歳年上の禅の研究家 小倉鉄樹と結婚する。その結婚がかけがえのない心豊かな生活をもたらし、遊亀の絵もその結婚によって自由に解き放たれていった。輪郭の奥にひそむ本質をとらえようとした遊亀の絵の哲学を、82歳の時のインタビューを中心に構成する。
NHKアーカイブス、NHK人×物×録「小倉遊亀」

こんな説明から始まるNHKアーカイブスの動画で現れるのは、なんとも奥ゆかしい、楚々とした、笑顔の愛らしい女性です。

ぜひ上のリンクをクリックして、82歳当時の小倉遊亀さんをご覧ください。

「60代から仕事が面白くな」るなんて、最高ですよね。

まだまだ私もこれからです。

そうそう、小倉遊亀さんは、私の以前の記事、若く見えることが一番大事?女性の魅力って?でご紹介した吉田ルイ子さんの著書、『華齢な女性たちーbeautiful age』でも、取り上げられています。

67歳でもノリノリで歌い続ける! チャカ・カーンさん

ちょっとかたい話が続いたので、ここらへんで、やわらかい方に登場していただきましょう。

1953年生まれ、アメリカ合衆国イリノイ州出身の女性R&B歌手、チャカ・カーンさんです。

R&Bの女王と呼ばれ、圧倒的な歌唱力で数々のヒットを飛ばし、ホイットニー・ヒューストンなど多くの女性歌手にも影響を与えました。

この動画のなかのチャカさんは、65歳。
パワフル過ぎてマイクがいらないくらいの声量じゃあないですか?!
黒のミニスカートにロングブーツが決まっていて大きなイヤリングが似合い過ぎでしょう?

夫ポンポン

お寺にあるどらかと思いました。

50歳過ぎたらミニスカートは痛いだなんて、余計なお世話ですよ。

もちろん、この並外れた若々しさは、チャカが大阪のおばちゃんでなく、これまでに数え切れないほどのステージをこなしてきた、驚異の歌唱力のシンガーだからこそ、保てるものなのでしょう。

今でもさまざまなアーティストに請われて、アルバムで歌ったりするらしいです。
チャカがきたら、この歌唱力で、たいていの歌手は食われちゃいそうですよね。
お口からも食われちゃいそうな雰囲気もありますし…。

最高にかっこいい65歳のチャカを見ると、あそこが痛い、ここが痛い、歳とるとやっぱダメ、なんて言っている自分が恥ずかしくなり、元気が湧いてきます。

若々しさも人それぞれ。共通点は?

さて、やや支離滅裂ながら、高齢になっても大変若々しく活躍する、私の憧れの方達をご紹介してきました。

アラサー娘

「やや」じゃないよ。
すげー支離滅裂!

こうしてみると「若々しさ」も本当に人それぞれですよね。
でも、この三者三様の若々しさにも、その生き方には共通点がありそうです。

信念を持つこと

私の憧れの大先輩たちは、やはり「この道で成長していきたい、努力し続けたい」という、使命感に似た信念があるのではないかと考えます。

もちろん、ずば抜けた才能を持ち、周囲の環境にも恵まれたということもあるでしょう。

でも、そういう信念が強く、謙虚な心で精進しつづければ、周囲の協力は自ずと得られるものなのかもしれません。

夫ポンポン

それを人は人徳と呼ぶんだね。

アラサー娘

たまにはいいこと言うじゃん

年齢を重ねることに否定的なイメージを持たない

もう一つ、3人の方達は、皆さん、非常に行動的で積極的
チャカに至っては攻撃的な印象さえあります。

3人とも、決して「歳だからもうダメ」なんて思ってません。
何せ「70代が仕事盛り」ですもんね。

老人、不活発、認知症、無能などの高齢者へのネガティブな固定観念は、高齢者の記憶テストの成績を低下させるということが、実験でも証明されています(David Weiss,“On the Inevitability of Aging: Essentialist Beliefs Moderate the Impact of Negative Age Stereotypes on Older Adults’ Memory Performance and Physiological Reactivity",Volume 73, Issue 6, September 2018 THE JOURNAL OF GERONTOLOGY: PSYCHOLOGICAL SCIENCES)。

自分が決めたことを無心にやり続ける

小倉遊亀さんがおっしゃったように、自分がこれという道を見つけたら、誰かに認められたいとかお金を儲けたいとか、そんな欲を持たず、無心にやり続けることも、「若々しさ」の秘訣かもしれません。

そういう人の周囲には、やはり心の美しい人が集まり、苦境に立たされても自然と協力がえられ、道が開けたりするのでしょうね。

夫ポンポン

それを人は人徳と呼ぶんだね。

アラサー娘

さっきも言った。
この話、さっきもしたよね?

ガッツかよめ

歳とると記憶力が落ちるんだよね。

夫ポンポン

だから、それを言ったらダメなのよ。

アラサー娘

元から元から。

ガッツかよめ

余計に傷ついた気がするのはなぜ?

私も一生ブログを書いて精進していきたいとは思いますが、認められたいしお金も欲しい。
だから、私はいずれヨボヨボと老いていくにちがいありません。

でも、ずば抜けた才能や神がかった謙虚な心がなくても、自分が本当に好きなことを、コツコツ続けていくだけでも、ある程度は若々しくいられるんじゃなでしょうか?

私にそう思わせてくれた動画を、皆さんにも見ていただいて、終わりにしたいと思います。

津山市で活躍する安東雅弘さん(75)にとって働くことは、「きょういく」と「きょうよう」

「教育」と「教養」じゃないところが最高ですよ!!
これなら、私もマネできそうです。
それに、安東さん、笑顔がすてきで最高に若々しいじゃないですか!!

そうです!
自分らしい若々しさに向かって1歩1歩、楽しく生きようではありませんか。
人生100年時代、60歳なんて、まだ6割しか生きてないんですから。
野球だったら、まだ5回裏って感じでしょうか?
人生は勝ち負けではないけれど、勝つも負けるもこれからです。

中高年からの人生をを楽しむ方法は、50代! 人生をもっと楽しみたいあなたに・すぐできる5つのコツで、ご紹介しています!


最後までおつきあいいただき、ありがとうございました。