方向音痴な女のひとり旅!名古屋→東京ブルーノート編(2)|ゴニョ研

2018年3月8日笑える小話と家族のエッセイ

前回の方向音は痴熟女のひとり旅!名古屋→東京ブルーノート編(1)では、鎌倉を出た方向音痴熟女ガッツが、ラーメンを食べたいという気持ちや、死にそうな携帯や尿意と戦いつつ、なんとか表参道の駅まで到着。
目的はただひとつ、世界中のジャズミュージシャンから尊敬を集めるロイ・ハーグローヴ・クインテットのライブを聴くため。

そして、お目当ては日本人ピアニストの海野雅威(うんのただたか)さん。

ガッツは強風にあおられ、道に迷いながらブルーノートに向かいますが…。

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ヨーロッパの古城とパスタとビール

表参道の駅を出て、ブルーノートに向かう道のりは、本当に洒落た店やいかにも芸能人が住んでいそうな豪華な高層マンションばかりが並んでいた。強風にあおられながら、地図と携帯を必死の形相で見つめ、早歩きしては突然立ち止まるオバサンの姿は、この街並みにあまりにもそぐわない。

髪を振り乱し泣きそうになりながら、歩くこと10分足らず。

なんとかブルーノートの看板を見つけて小躍りした瞬間、携帯の充電は切れた。
ブルーノート東京の外観の写真

17時15分。

ヨーロッパの古城のような重い扉を開け中に入ると、薄暗い照明、ジャズのBGM、フカフカの絨毯。外とは別世界だ。
もうすぐ素晴らしい音楽に浸れる。
携帯の充電切れも一時忘れ、ワクワクしながら地下へと階段をおりていく。

クロークで荷物を預け、携帯の充電をしたいと話すと、なんとブルーノートでは充電器が借りられるのだ。さっそくお借りする。これで写真を撮りまくっても大丈夫。

充電器の写真

真珠のネックレスをつけたり、コロンを振りかけたりして身支度も整えた。

17時30分

いよいよ開場。
私は受付番号24番の自由席だから、受け付け順に席を自分で選択。ステージのすぐそば、左のスピーカーの前、ピアノがよく見える位置に座った。

ステージの写真

ラーメン食べられなかった…。

ラーメンのイラスト

思い出すと悔しいが、お腹がすいて死にそうなので今月のパスタを頼む。
ゴルゴンゾーラチーズと生ハムとアスパラが入って1700円で味はまあまあだ。自分で作れば材料費400円くらいか。そう思って躊躇してしまうのが貧乏性である。
冷たい一番搾りが美味しい。900円。

パスタとビールの写真

開場直後でもうほぼ満席。
ロイの人気に感心する。ブルーノート東京の公演は4日間8ステージで、今から見るのはド平日の1st で6時半開演。それでもこんなに満員だから、週末になったらもっとすごいんだろう。

定刻よりわずかに遅れて開演。
ロイは体調が悪そうだが、バンドのメンバーの演奏は絶好調。
音楽についてのライブレポートはこちらをご覧ください。
ロイ・ハーグローヴ・クインテットの海野雅威!BN東京|ゴニョ研

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